2019年2月14日木曜日

有馬-高槻断層帯と大阪府北部地震


2019/02/10

東海道線 山崎駅下車
サントリーで有名です
駅の背後は天王山
すこし登ってみます
かかとが、普段ありえない角度になります
断層崖そのもの
こんな崖にも住宅や宗教施設が密集しています
「いざ天王山」のマンホール
秀吉とだれの戦だったっけ?
この隘路も古戦場なのですね

ずっと寺社が続いています
見下ろすと、新幹線の先に河川敷
桂川、宇治川、木津川が合流して淀川になる地点です
地図を見ると、対岸には石清水八幡宮があります
崖を下りて、北へ進んでみます
手前から阪急、JR、新幹線、国道、川
貴重な平地の幅はたったの200m!
日本有数の隘路です
断層崖に鳥居
ここは有馬-高槻断層帯の東北端です
固有名はやっぱり天王山断層
ここも明瞭な断層崖です
名神高速は天王山を貫いています
もはや平地は空いていなかったのでしょう
北を望む
長岡京があった方角です
たった10年間の首都でした

高速道路も交差して、さらに複雑さを増しています
現代の街道も断層も集中する、隘路のただ中にあるのは大山崎町役場
公式資料によれば交差する断層の至近

役場前は旧街道のようです
道は高槻へ続きます

ここは、さっきの鳥居に続く参道でしょう

辺りにブルーシートを被った住宅が散見できます
地震なのか、台風か?
昨年はとんでもない台風被害もありました
阪急 大山崎駅到着
新幹線と密着しています

阪急マルーン電車が隘路を疾走していきます
阪急は新幹線と同じレール幅

すぐ横は新幹線
新幹線建設のころ、阪急の線路と融通しあったのは、鉄ちゃんなら有名な話です
隘路をうまく利用しようとしたのですね



 3駅先の高槻市駅下車
南へ進むと工事中の文化ホール
破損したのかな?
隣は野見神社
屋根が破損したようです

妙に開けた空間
何かが取り壊されたのかしら?
調べてもよくわかりません
近くの城跡公園入口
この辺りが震央です

大阪府北部地震M6.1
2018/06/18  死者6名
 ところどころ、ブルーシートが見えます
大きな道に出ました
高槻市職員が何やら調査しています
西へ進みます
これはブロック塀が倒れた跡でしょう
ブロック塀倒壊で2名が亡くなられました
ぼんやりと震災の帯があるような・・・
柱は庄所神社
地図と扁額はスサノオ神社
どっちじゃ?


芥川に出ました
阪急が見えます
ここは屋根の被害が集中しています
最大震度は6弱、全壊は18軒
大都市でなければ、ニュースにもならなかったのかもしれません
ここは家屋が倒壊した跡かしら?
築紫津神社
べつに神社をたどっているわけではありませんが、自然と遭遇します
立ち入り禁止の東光寺
屋根が破損しています
見覚えのある板チョコ
東海道線近くの明治の工場です

段差の上の春日神社?
地図と看板の名称が相違しています

多くの場合、神社の名は後付けで、たいして重要ではないのかもしれません
祈りの場は文字のない時代からあったのですから
ここも倒壊の跡か?
幸いにも震度が最大級ではなかったためか、震災の帯はぼんやりです
富田(とんだ)駅 到着
ここも工事中

さらに電車で移動します

3駅先の南茨木駅下車
駅舎は震災被害で使用制限中
駅前の巨大オブジェは東日本大震災記念のモニュメントだそうな
福島では同じものが撤去されたようです・・・
微妙なテーマについては抽象表現が最適ですね
大阪モノレールに乗り換えて、万博記念公園駅
園内の民族学博物館は復旧に3カ月かかったそうな
モノレールも復旧に数日を要した模様
ときどき嫌な突き上げを感じましたが、気のせいかしら?
阪急に乗り換えて箕面駅下車

すぐ北に山が見えます
資料によれば、駅北のこの勾配はすでに五月丘断層
周囲にブルーシートは見られません

観光客に続いて進むと、なんじゃこりゃ?
温泉施設につづく巨大エレベータがあります
もちろん、ここも断層崖でしょう
観光客の皆さんは渓谷に沿って進んでいきます
渓谷に見られる奇岩は、輝緑凝灰岩だそうな

当地では有名な観光地のようです
人間以外もウロウロしています
最奥には箕面大滝
新緑や紅葉のころなら絶景でしょう
冬に来てもしょうがなかったかな?

東西に延びる震度分布を見る限り、大阪府北部地震は有馬-高槻断層帯の一部が活動したようです
でも地震断層は未発見

「日本中、どこも断層だらけ」やはりこれが真実でしょう ご用心ご用心




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